現在、国際間貿易が非常に盛んに行われており、その業界は拡大の一途を辿っています。
それに伴って、通関士の需要は非常に高いわけです。
通関業は、倉庫業や旅行代理店のトランスポート部門、
運送会社、航空会社などとの兼業で、メーカーから依頼されて輸出入を代行したり、
輸入コンサルタン トとして総合的なアドバイスまで行います。
このような多様な業務を担う通関士なわけですが、
その役割と需要は、非常に幅広くなっています。
商社のニーズ
企業間の貿易ビジネス競争が激化する中、
貿易・通関の仕組みを理解し、商社取引のグランドが分かる通関士が求められています。
金融機関のニーズ
金融機関では、国際物流の経済面を担当しているだけに、
金融や流通の知識を持った通関士の存在が大きく求められています。
メーカーのニーズ
通関業者は、貨物分類や税率などを決める時に、
仕入書(インボイス()というものを用います。
その仕入書を円滑に作成できる能力を持つ通関士が必要とされています。
流通業のニーズ
流通業では、海外からの貨物をスムースに引き取り、
迅速に国内に流通することができる通関士が強く求められています。
そして、
最近では、女性の通関士も増加傾向にあり、業界全体が活気付いています。
今後も益々、国際間貿易は拡大していくことが確実ですので、
通関士の需要もさらに高まり、将来性も非常に高いと言えるでしょう。